車査定時の条件提示は必ず査定士側から言わせること

交渉でポイントになる部分はいくつも存在します。 中でも、重要視されるポイントは、今回、紹介する「条件の扱い方」です。 どういうことか?早速、見て行きましょう。



交渉で大事なことは相手から条件を言わせること

交渉とは、いわば妥協点(落とし所)の探りあいといってもよいかと思います。 お互いに納得ができる妥協点を、話し合いで決めて、落とし所を見つけて落とすというわけですね。 となると、あちらの言い分も聞きつつも、こちらの言い分も相手側に伝えないといけません。

査定の場合は、車の買取価格が落とし所の探りあいになります。 買取業者は可能な限り安く手に入れること、売り手側は可能な限り高く手放すこと。 このジレンマが衝突をうみ、交渉を難しくしてしまうということを、まず頭に入れておきましょう。

そして、この話し合いの最中に「○○はどうでしょうか?」のような条件がいくつか出される場合もあります。 このような状態は、交渉の状態としては “良” です。 「○○を飲む代わりに△△を飲んでください」という方法に持っていけるわけです。 要は、そちらの条件を飲むから、こちょらの条件も飲んでくださいね。といった具合に。

決してやってはいけないことは、こちらから条件を提示すること。 そうなると、一気に査定士側に主導権が渡ってしまうため、かなり不利な状況に。 ここは細心の注意を払いたいところですね。

一括査定サービスを利用していることを告げるとよいことも

あまりにも条件が悪い場合は、一括査定サービスを利用している旨を伝え、もっと良い条件の業者を探してみるとよいでしょう。 自然に、こちらが主導権を握ることができる状況が整うことがあります。 「あまりいい話ができないから他業者と話を詰めてみます」のようなイメージでしょうかね。